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27/05/2009 沈みゆく村~浮き上がる学校シェムリアップからバイクで30分少々走ったトンレサップ湖の手前にチョンクリア集落がある。雨季になると、プノンペンからの長距離船も航行する出発地点でもある。 この集落に2006年にアメリカNGOが支援で掘った井戸があり、水質検査を行う。日本語学校の生徒は、この近くの出身でもあり、バイクで案内してもらう。 もう一箇所に今年の3月に完成した少し深い井戸も調査したら、鉄分の匂いはしなかった。 井戸のある集落からトンレサップ湖への舗装路からカンボジア特有の粘土質の荒れた道をゆくと、掘っ立て小屋が並んだ漁村に到着する。 この地域は、年間の半年だけ生活し、漁業で平均1日5ドルの収益をあげる最前線だ。「まもなく、この場所は水没するので、少し小高い場所に家ごと引越しする」という。 自然に逆らわずに、一緒に暮らしているという感じで、冠水する道路や田畑には、水陸両用の牛や水牛が引く荷車が役に立つのだ。 湖の手前には、ロープにつながれた建物がいくつも並ぶ。その中に、日本からの支援で建設された学校がある。 よく見ると学校の底は、鉄板製の船となっており、水位によって浮き上がる構造だ。 校舎が小さいので、午前と午後に分かれて授業を受けている。校舎の2階には、小さな体育館にもなっている。
7月ごろには、3mは水位が上昇し、道路の少し下あたりまで浮かびあがる。「豪雨の時に、家から学校に来るのが大変なんです・・・」と小学生は照れながら答えた。
水質検査は、変な噂話になったり、恐怖心を持たれるといけないので、現地では行わずサンプルを持って帰ってから行ったが、ヒ素は検出されなかった。
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